奇跡のペダル（相葉雅紀主演）モデルは実在した〜だれ？

2019年8月24日（土）

24時間テレビドラマ「奇跡のペダル」が、嵐・相葉雅紀さん主演でオンエアされます。

24時間テレビオリジナル原作ではありますが、このドラマにはモデルが実在しているのです。

誰なの？どんな人？

奇跡（きせき）のモデル、宮澤崇史（みやざわたかし）さんについてご紹介させていただきます。

Contents

1 「奇跡のペダル」モデルは？

「奇跡のペダル」モデルは？

ロードレースアスリートがモデルになっています。

ロードレースとは、主に舗装された道路を自転車で走り、ゴールの順番や所要時間を争う競技のこと。

宮澤崇史（みやざわたかし）さん

生年月日：1978年2月27日

出身地：長野県長野市

最終学歴：長野県長野工業高等学校

所属：リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム（監督）

分野：ロードレース(自転車競技)

ロードレース戦歴

1995年、長野工業高校在学中にシクロクロス世界選手権（ジュニア）に出場。

この時の結果は22位。

高校卒業後は、イタリアに留学し、大門宏氏の指導を受けました。

イタリアのチーム経験を経ながら、1997年、ツール・ド・おきなわの市民200キロレースで優勝します。

その後、1998年には、大門氏が監督を勤める日本鋪道（現NIPPO）に入社しました。

そして、1998年には全日本実業団選手権・いわき大会でも優勝しますが、1999年、2000年は競輪学校受験のため一時競技生活から離れることになります。

宮澤さんの自転車競技への情熱は、燃え上がる一方だったのでしょう。

2001年には、日本鋪道レーシングチーム（現NIPPO・ヴィーニファンティーニ）に復帰。

ここからは、トップアスリート、ロードレーサーとしての道を歩むこととなります。

2006～2007年、国際大会「ツール・ド・おきなわ」を2連覇

2008年、北京五輪出場

2010年、日本選手権・個人ロードを優勝したり、数々の戦歴を残し、

2014年、ジャパンカップサイクルロードレースを最後にプロレーサー引退を表明されました。

2015年以降は、レモネード・ベルマーレの監督に就任されています。

高校時代からトップアスリートの道へ真っしぐら。

現在はチームの監督として、ロードレースに携わる毎日。

もちろん、トップアスリートの道を歩み続けるのは容易ではなかったでしょう。

人並み外れた、忍耐力、継続力、センスをご自身で築きあげたのだと思います。

しかし、競技人生としては何の障害もなく歩まれてきたのに、なぜ24時間テレビドラマ絆のペダルのモデルなのでしょうか？

生体移植、なぜ？

実は、2001年に宮澤さんは生体移植で肝臓に一部を提供されているのです。

その年、宮澤さん最愛の母親が病に倒れてしまわれたのです。

お母さんは「移植手術を受けなければ死に至る」と宣告されていましたが、競技生活を送る息子の身体を気遣い、移植手術を断念するつもりでした。

母親なら、皆が同じことを考えるでしょう。

ようやくトップアスリートとして歩み始めた息子の競技人生が断たれるかも知れないからです。

しかし、宮澤さんはお母さんを助けるために肝臓（一部）移植を決断します。

母の命、競技人生、苦悩の選択だったに違いありませんが、どうしても母の命を救いたいと願うのは当然のこと。

手術は無事に成功しました。

戦歴をみる限りでは、競技活動の休止など感じもしませんが、この時宮澤さんは戦線離脱をしていたのです。

手術後、想像以上に体力を落とし、所属チームからも戦力外だと判断されましたが、宮澤さんは決死の思いでトレーニングに励みます。

この時の苦しみは、体験した宮澤さんにしか分かり得ないこと・・・。

決死の努力が実り、2004年以降、次々に結果を残していきます。

五輪出場の切符まで手に入れてますからね。

奇跡のペダル

生体肝移植の専門医によると、宮澤さんは「生体肝移植を受けてトッププロまで復帰したほぼ唯一の例」ということ。

宮澤崇史（みやざわたかし）さんそのものが奇跡なのですね。

2011年、宮澤さんはご結婚されて幸せな家庭を築かれ、今もなおロードレースに携わり、ご活躍中です。

ブラーセンの若杉くんと
この場所で観戦出来るのは本当に何にも変えられない価値がある。#TDF2019 #letapedutour #paris #paris2019 #champselysées #21st #ツールドフランス #パリ #シャンゼリゼ #放送は #jspocycle #エタップデュツール pic.twitter.com/wwm7esd5Zx

— Miyazawa takashi (@Bravotakashi) July 28, 2019